今回は13日に起きた観光バスの重大事故のお話をしたいと思います。
皆さんこんばんは。わらじーです。
今週も無事無事故で終了です。乾杯🍻
今週は年休消化のため3日しか働いてないんですが(笑)
実質4連休頂いています(^^♪
と休んでいるさなかでしたが、、、
13日、静岡県小山町の富士山の5合目から下る県道で、日帰りツアーの乗客を乗せた観光バスが横転して乗客1人が死亡、35人がけがをした事故が発生しました。
ここ数日バスの事故ニュースが続いている印象があります。
まず、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
現場は通称「ふじあざみライン」と言われる険しい山間道路の下り坂だったようで、減速をしなければならないような道だらけの様でした。
乗務員は26歳という事で自分自身に近い年齢という事もあり、普段以上に他人事ではないなと感じました。
ブレーキが効かなくなったという事なので、恐らくフットブレーキの踏みすぎによる「フェード現象」か「ペーパーロック現象」
が発生したのだろうと思います。
特に大型車の場合、ディスクブレーキではなくドラムブレーキを採用しているので、熱が放熱しづらい構造を持ち、かつ車両重量+油圧とエアー圧併用ブレーキですので、普通車以上になりやすいのは事実です。
速度調節を普通車の様にフットブレーキを利用してペタペタと使ってしまうと、車重のある大型車はいとも簡単にブレーキが効かなくなります。
これだけの人数を乗せての事故なので、相当速度が出ていたのではないのかなと思いますが、それと同時に恐怖感は計り知れないものだったと思います。
ただ、今回の事故に関しては構造問題が無かったとすると圧倒的な乗務員の技量不足という事になります。
プロドライバーとしてもそうですし、大型車を運転するうえで最低限の知識を得ていなかったのは非常に残念だなと思いました。
下り坂は特に気を付けろと運輸業界ならどこでも言われることですが、適切なエンジンブレーキの使用、排気ブレーキの使用を誤って運転をし、速度が出てからフットブレーキを多用してしまったのであれば、普段から事故の危険は非常に高かったのだろうと思います。
大型二種の免許取得のハードルが最近下がり、比較的若い世代の乗務員も増えつつありますが、必要な研修は時間をかけてやれていない事業者もいるようです。
高速だけならまだいいですが、峠道などのある程度経験と技術が知識としてない場合はとてもリスクしかないと思うのですが、どの事業者も人手不足という事でそこまで時間をかけて研修を出来ないのも現状でしょう。
運行工程に焦っていたのでは?という意見もありますが焦りは特に判断能力を奪い冷静な判断をすることが難しくなります。
急いでいる時こそより安全運転とはよく言われる事で、もう遅れてるし仕方ないよね~という気持ちにシフトしていかなければ、ふとした時に対応する事が多くなってしまいより危険な状況に陥ってしまいます。
特に走りなれていない狭い下り坂の峠道という、周りはベテランだらけで新人にとってものすごいプレッシャーの中の運行だったのかなと少し同情する気持ちもあります。
自分自身を危険な状態にならないようにすることも、安全運転の基本なので明日は我が身と思い、自身の運転姿勢ももう一度見つめなおしてみたいと思います。
皆さんも長い下り坂を下る際は、エンジンブレーキを積極的に利用して安全運転で行きましょうね(*^^)v
本日はこの辺で失礼します。
明日は我が身、ウインカーをしっかり出して事故防止。
それではまた来週!!
ありがとうございました。
今週はなんと・・・
「運転手さ~んごめんなさい。壊しちゃいました」
「あ、はい。気にしないでください。」
降車ボタンのカバーだけ壊れる事あるんですね(笑)
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