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公共交通機関の未来を左右するバス運転手人手不足の深刻性とは


うさぎのしらせ管理人のわらじーです。

 

ここ最近の話題となっています、「バス運転手人手不足」についてお話しさせていただきたいと思います。

 

実際にバス乗務員として、路線バスと高速バス乗務を普段やって5年ほどになります。

 

それではお付き合いください。

 

はじめに

みなさんはこの記事をお目にしたことはありますでしょうか。

もう限界…金剛バス全路線廃止の衝撃、地域の足引っ張る2024年問題 - 産経ニュース

人手不足と経営不振により、公共交通のバスが運休ではなく廃業する事例です。

 

日本全体で人手不足が深刻な課題となっており、その中でも公共インフラを担う公共交通機関が全国的に危機的な状況に直面しています。

 

この問題に対処するためには、労働力の確保や経営の効率化など、さまざまな対策が求められます。

 

ネット上では

「バス運転手なんてオワコン」 「AIによってよって真っ先に無くなる仕事」

 

なんていう悲しい投稿を見たりしました。

 

私はこの公共インフラの一つである、公共交通機関に従事できている事に誇りを持っています。

 

今回はその辺のお話をさせていただきたいと思います。

 

バス運転手の実態

 

バスの運転手に対する一般的なイメージは、大きなバスを運転していて格好いいとか、狭い道でも運転できるなど、ポジティブな印象を持つ方もいれば、長時間労働で大変そうだろうというネガティブな印象を持つ方もいるでしょう。

 

しかし、全国的にどの業界でも人手不足が深刻な課題となっており、バスやタクシー業界だけの問題ではありません。

 

長時間労働による低賃金や休みの取得が難しい状況は、ここ数年で深刻化しています。

 

特に首都圏のバス事業は今後見直され、減便や路線の廃止が増える可能性があります。

 

人が乗らない→収益にならない→経費削減→減便・運休

 

普通の企業でしたら、赤字が続くとなればすぐに改善したり出来ます。

 

公共交通はその辺りがすぐに変更出来ないので、手をつけるときは突然いくつも減ってしまう可能性があります。

 

急速な変更は、地域社会にとって大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

多くのバス会社は赤字で運営されており、黒字の路線は稀です。特に学校近くや観光地を走る路線が主要な収益源です。

 

地方に行くほど赤字となることが多いため、公共交通機関の維持は課題とされています。

 

路線バスが廃業すると、行政にとっても困難な状況となります。一部の企業は行政からの補填を受けており、小規模なバス会社は他の事業(貸切バスや高速バス)も展開して収益を確保しているところが多いです。

 

過去記事でバス運転手を就職を考えている方はこちらを合わせてご覧ください。

路線バス運転手を目指す方・転職を考えてる方へ - うさぎのしらせ

 

実は慢性的な人手不足は今始まった事じゃない

現状、全国的なバス運転手の平均年収は約377万円と言われています。

 

全業種の中でも低い水準で地方にいけばそれより低いことも多くあります。

 

確かに、低い給与水準や不規則な勤務体系、長時間労働、休日出勤などが、バス運転手としての仕事を難しくし、続けるのが困難に感じる要因となっています。

 

運輸業界は2024問題に直面しており、時間外労働や休日出勤の規制により給与水準が下がる可能性があるため、生活がさらに困難になることが懸念されています。

 

安全を確保するためには長時間労働の規制は必要ですが、給与水準が下がることで労働者が離れる可能性もあります。

 

金剛バスの経営不振による廃業は、地域の公共交通に影響を及ぼす重要な出来事と言えます。

 

従来、経営が厳しい場合にはダイヤの運休や減便、運賃の値上げなどの対策が取られてきましたが、今回のように廃業という決断を下す企業があるということは注目すべきです。

 

公共交通機関は地域社会にとって欠かせない存在であり、廃業は利用者や地域に大きな影響を及ぼします。

 

経営の困難さや人手不足、経費の増加などが要因として挙げられていますが、その解決には地域社会との協力や新たな経営戦略の検討が必要です。

 

廃業が増えることで、地域への公共交通の提供が難しくなる可能性があり、今後の公共交通の在り方や持続可能な運行モデルについて検討が必要です。

 

バス運転手はエッセンシャルワーカーとして重要な役割を果たし、地域社会に貢献しています。

 

しかし、適切な賃金と休暇取得の機会が提供されない限り、若い世代の運転手がこの職業を選ぶ意欲が減少し、転職を検討することがあるでしょう。

 

経費削減だけでなく、運転手への適正な給与の増加や休暇取得の促進など、運転手の生活向上に向けた取り組みが必要です。

 

地域にとって重要な公共交通機関を維持し、運転手の働きやすい環境を整えることが、持続可能な公共交通の確保に繋がります。

 

実はこんな事が長く続かない原因かも?

私が感じるのは、典型的な男性社会であり、体育系の見えない上下関係や派閥が存在していることです。

 

前回の記事では、「会社の人と関わらなくてもいい」というメリットを挙げましたが、これにはメリットとデメリットの両方がある側面があります。

 

徹底的に他の人と関わらないという選択もありますが、最初のうちは挨拶回りやコミュニケーションを怠ると、無実の噂や嫌がらせのリスクが高まる可能性があります。

 

大手企業の場合、まだ多くの人がいるため、ある程度は問題が緩和されることが考えられますが、中小零細企業では人手が不足していることが多いため、一度悪い噂が立ってしまうと長期間にわたって影響を受ける可能性があります。

 

AIに変わるのか?

私はまだAIに取って代わる事はないと思います。

 

車の運転について、自動化できるという考えや、自動車の自動運転技術の進化は確かに注目されています。オートパイロットのような機能を備えた車に乗ると感動することもあります。

 

バスにおいても、自動運転技術の実証実験が行われており、センサーが多数搭載されています。

 

ただし、センサー1つの価格が非常に高額(1つ1000万円)であることや、センサーの増加により導入コストが高騰することは大きな課題です。

 

また、車両の走行環境においてはさまざまな不確定要因や不届き者が存在し、現状ではまともに走行することが難しい状況もあります。

 

導入コストやセンサーとの接続、システムエラーの頻発、データ解析の難しさなど、自動運転のバス導入には多くの課題が存在します。

 

また、乗用車とは異なり、多くの台数を運用しデータ解析を行うことが難しく、運転の安定性に課題が生じることもあります。

 

実際に自動ブレーキや追従機能を備えた車両に乗ると、センサーによる制御による突然の減速・加速が感じられることがあり、これは運転者や乗客にとって不快だと思います。

 

自動運転技術の進化には期待されていますが、安全性や利便性を確保するためにはさらなる研究と課題の解決が必要です。

 

さいごに

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

地域の足と言える公共交通機関が不便になるのは利用者だけでなく運転手も辛いです。

 

少しでも未来明るい社会になるといいですね。

 

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

 

普段はバスの乗務員をしています。過去記事見ていただけると嬉しいです。

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