みなさんは、長野県と群馬県の県境に存在する神社をご存知ですか?
今回は、全国で珍しい県境に存在する「熊野皇大神社」をご紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
神社のご紹介
まず初めに、「熊野皇大神社」のご紹介させていただきます。
この神社は、神社庁が指定する「特別神社」の一つに数えられます。
特別神社には御嶽神社2社、冨士山稲荷神社、そして熊野皇大神社が含まれています。
長野県側に位置するのが「熊野皇大神社」であり、一方で群馬県側には「熊野神社」があります。
足元には長野県と群馬県の県境を示す石畳があります。
意外と高めの石階段になっていますので、参拝をされる方は歩きやすい靴や服装で参拝されることをお勧めします。
由緒
当神社に伝わる由緒記や古事記、日本書紀によると創建は景行天皇40年(西暦110年)10月。約1900年前にさかのぼります。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が碓氷峠を通りかかると先が見えぬほどの深い霧に覆われました。その時、梛(ナギ)の葉を落としながら先導する一羽の八咫烏(ヤタガラス)に遭遇。後をついて行くと無事に登頂できたと言い伝えられています。
その昔、先祖の神武天皇を熊野国(和歌山)から大和国(奈良)へと導いたのも八咫烏だったことから、日本武尊は今回の登頂も熊野神霊の御加護によるものと心より感謝し、熊野三社を祀ったと伝えられています。また、碓氷峠から旅立つ際は光り輝く蛇が道案内をし、無事に下山を見届けたあと、蛇は龍になり、天へ帰っていったという伝説も残っています。
熊野皇大神社は多くの武将にも崇敬されていました。鎌倉幕府を開いた源頼朝は、浅間に狩りに訪れた際、長雨に悩まされ当神社で晴天祈願をしました。感謝をした源頼朝は狩りで使う上矢(鏑矢)を奉納したと伝えられています。
また新田義貞は崇敬の念が篤く、東は上州新堀村鳥居坂(現 松井田町)から西は信州佐久郡鳥井原村(現 町内鳥井原地区)まで神領として寄進し、両端に大鳥居を立てたほどでした。真田幸村も初陣で碓氷峠を通りかかった折、 当神社で必勝を祈願したと伝えられています。
境内を参拝
神社の鳥居をくぐると、右側には群馬県側の熊野神社、左側には長野県側の熊野皇大神社(特別神社)があります。
賽銭箱は中央に配置されていますが、各神社ごとに賽銭箱が用意されており、参拝者は長野県側か群馬県側のどちらかを選択して寄進することができます。
今回は熊野皇大神社をご紹介しますので、長野県側に寄進させていただきました。
熊野皇大神社には、樹齢1000年を超えるしなの木の御神木があります。その雄大な姿からは非常に大きな力を感じます。
このご神木が信濃(現在の長野県)の国名の語源とされていますが、諸説があります。
「結ぶ・くくる・しばる」という意味を持つこの木は、古来より開運や縁結びのご神木として信仰されてきました。
現在でも軽井沢のパワースポットの一つとして、多くの参拝者の信仰を集めています。
しなの木の葉はハートの形をしており、7月頃には白い小さな花をたくさん咲かせます。
丘の上を見上げると、ドラえもんでお馴染みのどこでもドアがあることに気付きました(笑)
境内中には隠れハート石がありますので、ぜひ探してみてください。
御朱印
熊野皇大神社の御朱印は非常にユニークでした。
通常の紙タイプの御朱印もありますが、特に目を引くのがスタンドアップ型(お値段1000円)の御朱印です。
御朱印帳を開くと、御神木のしなの木が立体的に浮かび上がります。
これまでに見たことのないセンスのあるデザインに驚きました。
アクセス・駐車場
アクセスは軽井沢駅から車で約15分程度です。
冬場はお店が閉まっており、非常に静かな雰囲気でした。
施設は冬季閉鎖中であり、夏などの行楽シーズンになると周辺の喫茶店などがオープンすると思われます。
コインパーキングが併設されており、そこに車を止めて散策することができます。
60分で350円ですが、熊野皇大神社で1000円以上の購入をすると、1時間の無料駐車券をもらえます。
公共交通機関は主にタクシーが利用されるでしょう。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
熊野皇大神社にお越しいただいた際は歩いてすぐにある「旧碓氷峠展望台」もオススメです。
眼下に広がる街並みや景色にとても癒されます。
ぜひ、一度訪れてみてください。
皆さんこんばんは。わらじーです。
今週も無事無事故で終了です。乾杯🍻
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