はじめに
こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。
バス運転手という仕事をしていると、毎日いろんなことがあります。
天気が悪かったり、道が混んでいたり、乗客とのやり取りに気をつかったりと、気が抜ける瞬間はほとんどありません。
でもそんな日々のなかで、
「今日はなんかうまくいったな」
「この瞬間のためにがんばってるのかもしれないな」
と思える、ちょっとした喜びや達成感があります。
今回は、ぼくがバス運転手として日々感じている、
「今日は決まった!」と思える瞬間3つを紹介してみたいと思います。
その1:無事故で1日を終えたとき
まずはやっぱりこれ。
何よりも大事なのは、「事故なく帰ってこれた」ということです。
バスはとても大きな乗り物なので、小さなミスが大きな事故につながってしまうことがあります。
とくに市街地や観光地では、歩行者、自転車、観光客など、周囲に気を配るポイントがたくさんあります。
そんな中でも、1日しっかり集中して、安全にすべてのルートを走りきり、営業所に無事に戻ってこれたとき。
「ふぅ〜今日も終わった!」と、ほっとすると同時に、「よし、今日もちゃんとやりきったぞ」と心の中でガッツポーズです。
お客さんにとっては“当たり前”かもしれない安全な運行。
でも、運転する側からすれば、
「何もなかった」ことこそが一番の成果なんです。
その2:駐車がピタッと決まった瞬間
そしてもう一つの「決まった!」は、やっぱり駐車の瞬間。
営業所に戻ってきて、バスを車庫に戻すとき、白線の右側にピタッと車体が真っすぐ入ると、それだけで気分が上がります。
特に新人の頃は、何度やっても斜めになってしまったり、右に寄りすぎたり左に出過ぎたりと、なかなかうまく止められませんでした。
バックミラーやサイドミラーを駆使しても、
「あと何センチ…?」「あれ?思ったよりズレてる!」と苦戦の連続。
それがある日、スーッと自然にラインの中に収まり、ドアを開けて後ろから確認したら…「おぉ、右ピッタリ!」
そんなときは、思わずニヤッとしてしまいます(笑)
たとえ誰にも見られていなくても、
自分だけが知っている“かっこいい瞬間”です。
その3:「ありがとう」と声をかけてもらえたとき
そして何よりうれしいのは、やっぱりお客さんのひと言。
「運転ありがとうございました」
「助かりました」
「おつかれさまです」
たったこれだけの言葉なのに、一気に疲れが吹き飛ぶような気がします。
特に印象的だったのは、雨の日に高齢の方をバス停近くまで丁寧に寄せて停めたときのこと。
ゆっくりと降りてこられたおばあちゃんが、
「雨の中、助かりました。ありがとうね」と、深く頭を下げてくれたことがありました。
ぼくとしては「いつものこと」をしただけ。
でもそのひと言に、胸がじんわり温かくなりました。
どんなに技術を磨いても、やっぱり最後に「やっててよかったな」と思えるのは、
人と人とのつながりを感じる瞬間です。
✨まとめ
バス運転手という仕事には、目立つことは少ないけど、
静かに「決まった!」と感じられる瞬間がたくさんあります。
・無事故で終わった1日
・ビシッと決まった駐車
・お客さんからの「ありがとう」
こうした瞬間があるからこそ、
「明日もまたがんばろう」と思えるし、
「もっといい運転をしよう」と思えるんだと思います。
このブログを読んでくださっている方の中に、もしバス運転手を目指す方がいたら、
そんな“やりがい”の部分もぜひ知ってもらえたら嬉しいです。
普段はバスの乗務員をしています。過去記事見ていただけると嬉しいです。
しっかり確認して事故防止。今日も安全運転で行きましょう。
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