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『忘れられない乗客との出会い3選|バス運転手の裏側エピソード』


こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。

 

バス運転手として日々いろんな場所を走っていると、本当にたくさんの「人」と出会います。

 

ほとんどの方が礼儀正しくて、気持ちよく乗ってくださるのですが、
なかには「今でも忘れられないな…」と思うような乗客との出来事もあります。

 

今回はそんな中から、特に印象に残っているエピソードを3つご紹介します。

 エピソード1:高速バスの休憩で…お客さんが行方不明!?

これはある高速バスの運行中の出来事。

 

サービスエリアで15分ほどの休憩を取って、出発前に人数確認をしたところ、どうしても1人、戻ってこない。

 

トイレか、食事か、それとも仮眠…?


乗客の皆さんには申し訳ないけれど、SAの職員にお願いしてアナウンスしてもう少しだけ待つことに。

 

10分、20分……それでも戻ってこない。電話番号も登録されていなかったので、連絡も取れず。

 

結局、その方はどこへ行ったのかは分かりません・・・

 

このとき思ったのは、

「自分の責任で運ぶ以上、見えないところにも気を配らないといけない」

ということ。

 

それ以来、休憩前にはしっかりとした案内と、「バスのナンバー」「乗車位置」などを繰り返し伝えるようにしています。

エピソード2:満席なのに「乗せて!」と叫ぶ外国人のお客さん

ある日、予約で満席の高速バスに乗務していたときのこと。

 

出発の時間になり、ドアを閉めようとしたそのとき、外国人のお客さんがスーツケースを引きずって走ってきました。

 

「ストップ! ワタシ、ノリマス!」
「スタンディングOK! ワタシ、タッチ、ヘイキ!」

 

つまり、立ってでも乗るからどうしても乗せてほしいという主張でした。

 

でも、高速バスは予約制であり、かつ立ち乗りは法律上できません。

 

丁寧に説明しても、
「オカシイ!」
「アメリカOK!ナゼジャパンNG?」

 

言葉の壁、文化の違い、そして「乗せてあげたいけど乗せられない」もどかしさ。

 

この経験は、自分の中で

「ルールを守ることと、人に優しくすることのバランス」について、あらためて考えさせられる出来事でした。

 

バスターミナル係の方にパスして出てきました。

 

ご利用は計画的に。

エピソード3:予約制を理解できない日本人のおじさん

これはまた別の日、ローカルな特急バスでの話。

 

出発前にバス停に立っていた一人の中年男性が、何の前触れもなく「じゃ、乗るわ」と乗り込んできました。

 

「すみません、こちら予約制のバスでして…」とお伝えすると、
「え?予約?いつからそんなややこしくなったの?昔は普通に乗れたろ」と。

 

昔ながらの感覚が残っているのかもしれません。


でも今は、事前予約・定員制・QRチケットなど、時代は大きく変わっています。

 

怒らせないように、でもきちんと伝えるのは、正直難しいこともあります。

 

こういう場面では、

「ただ断る」のではなく、「いつからなぜそうなっているか」を丁寧に説明する

――という姿勢が求められます。


✨まとめ

バスの運転は「人」を運ぶ仕事。


だからこそ、「人とのやりとり」が運転以上に難しく、そして深く残ることもあります。

 

✅ 乗客の安全を守るための判断
✅ 言葉の通じない中でのやりとり
✅ 昔の感覚を持つ人とのギャップ

 

どれも一つ一つが、ぼくにとって「気づき」のある出会いでした。

 

正直、大変だったことも多いですが、
それでもこうした経験が、今の自分の運転や接客の糧になっていると感じます。

 

これからも、バスという空間の中で、いろんな人と出会い、学びながら、安全運転を続けていきたいと思います。

 

以上、『忘れられない乗客との出会い3選|バス運転手の裏側エピソード』でした。

 

またどこかで会いましょう。

 

 

普段はバスの乗務員をしています。過去記事見ていただけると嬉しいです。

しっかり確認して事故防止。今日も安全運転で行きましょう。

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