こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。
今回は、修学旅行や慰安旅行などのイベント時に利用することが多い貸切バスについてお話しします。
特に、貸切バスの運転手のお仕事に興味がある方に向けて、そのメリットとデメリットについてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
貸切バスの運転手さんのお仕事とは？
貸切バスは、修学旅行やツアーなどで利用される大きなバス（12メートルの車両）が主に使われます。
バス停でバスに乗るのとは違い、集合時間に特定の場所にバスが直接来てくれるため、便利です。
中には泊まりの勤務もあり、一運行あたりの仕事時間は長いですが、一運行が終わればしっかりと休憩を取ることができます。
今回は、私の体験も交えながらお話ししますので、よろしくお願いします。
貸切バス運転手になるメリット
1. 長距離運転に強くなる
貸切バス運転手の特徴の一つは、高速道路を使った長距離移動が多いことです。
高速道路を走ることで、スピードのアップダウンや振動を感じさせない運転方法を習得できます。
酔いやすい体質の方でも、速度を安定させることで酔いを防げます。
運転に慣れるまでは大変ですが、慣れると速度を変えずに長距離を走り続けることができます。
2. 細かな地名に詳しくなる
路線バスの運転手とは異なり、メジャーな観光地からマイナーな観光地まで幅広く訪れることがあります。
訪れた先では待機の時間があるので、ご当地のご飯を食べたり、少し散策したりと色々なことができます。
また、大通りだけでなく迂回路も走るため、細かな地名にも詳しくなります。仕事しながら観光をしているような気分になります。
3. 給料が良い
貸切バスの運転手は、深夜帯の走行や泊まりでの仕事など幅広い勤務体系です。
会社によりますが、宿泊手当や乗務手当など手当が多いのが特徴です。
行楽シーズンでは、周辺の交通渋滞が発生し遅延が生じることもあり、時間外手当が発生することもあるので、給料が良くなることがあります。
貸切バス運転手になるデメリット
1. 事故渋滞の可能性
ゴールデンウィークや年末年始など、人が多く動く時間帯に走行することが多いです。
天気や季節によって渋滞が発生すると、次の旅行工程に影響が出ることがあります。
特に危険なのが、事故渋滞です。片側規制だけなら何とか動けますが、全線通行止めとなると先の予定が読めなくなります。
場合によっては、3時間近く立ち往生することもあります。
事故渋滞で大幅な遅延が発生した際は、代表の方と相談して運行工程を変更しなければならない可能性もあります。
休憩が取れず、連続運転が長くなり疲れが溜まる可能性があります。
2. 事故の危険性が高い
観光バスの運転手として最も気を付けなければならないのが交通事故です。
大型車（12メートル車両）を運転するため、車重があり、ブレーキの停止距離が長くなります。
ぼんやり運転していると、突然の渋滞に追突してしまう可能性があります。
遠くを見て渋滞が発生しているかどうか、電光掲示板や交通情報を確認しながら安全に運転しましょう。
渋滞中はストップアンドゴーが多くなるので、広めの車間距離を保ち、できるだけ止まらない運転を心掛けることで乗り心地が改善されます。
3. ある程度の地理知識が必要
事故や災害などで突然道が通行止めになる可能性があります。
もちろん、走れる道がわからなければ一度安全な場所に停車し地図を確認することはできますが、何度も地図を確認していては運行工程が遅れますし、貸切バスの運転手は迂回路を知っていて当然と思われるので、とても恥ずかしい思いをします。
最悪のケースも考え、迂回路をある程度記憶しておく必要があります。
運行具合によっては巡る順番を前後させることもありますので、その際に慌てないように訪れる地域は予習しておくといいでしょう。
遅れているからといって無理にスピードを上げると、事故の危険性が高まり、乗り心地も悪化します。事故や道を間違えないように、しっかりと確認してください。
まとめ
貸切バス運転手の仕事には多くのメリットとデメリットがあります。
長距離運転に強くなり、地名に詳しくなり、給料が良いという利点がある一方、事故渋滞や交通事故の危険性、地理知識の必要性などのデメリットもあります。
これらを理解した上で、自分に合った仕事かどうかを考えてみてください。
普段はバスの乗務員をしています。過去記事見ていただけると嬉しいです。
しっかり確認して事故防止。今日も安全運転で行きましょう。
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