
こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。
バス運転手として働いていると、
たまに外国からの観光客の方に出会うことがあります。
実を言うと、ぼくは英語がまったく話せないわけではないんですが、
正直そんなに得意でもありません。
でも、だからといって「わかりません」で終わらせたくない。
そんな思いで、ジェスチャーや簡単なイラストを使って、
なんとか乗り切ってきたエピソードがあります。
今回は、そんな「言葉が通じない中でも通じ合えた」
ほっこりした体験をいくつかご紹介します。
なんとか伝えたい!そんな気持ちが原動力
ある日、観光地のバスターミナルでのこと。
外国人の方が大きな荷物を抱えて、ぼくのところへやってきました。
片言の英語とスマホの地図を見せながら、目的地を説明しようとしてくれたんですが……
どうやらバスの路線が違っていたようです。
英語でどう説明したらいいか詰まってしまったぼくは、
紙にサッと簡単なイラストマップを描きました。
バスの絵、駅の絵、矢印。
そして「×」と「→」で、「このバスじゃないよ」「こっちのルートだよ」と伝えると…
外国人の方がパッと笑顔になって、
「OK! I got it!」と、親指を立ててくれたんです。
「伝わった!」
その瞬間のうれしさは、今でもはっきり覚えています。
ジェスチャーって案外、心まで届くんです
ある時は、バスの乗り方がわからないという観光客の方に
・コインの形を指さして「これをここに」
・椅子を指して「シットダウン」
・降車ボタンを押すしぐさをして「プッシュ、ストップ」
といったふうに、ほぼジェスチャーだけで説明したこともあります。
言葉がなくても、表情や身ぶり手ぶりで案外伝わるもので、
お互い「ふふっ」と笑ってしまうような、ちょっとした連帯感が生まれるんですよね。
こういうやりとりって、
英語がペラペラじゃなくてもできる「心の通じ方」だと思っています。
英語ができないからこそ伝わる気持ちもある
正直、語学が堪能なわけじゃないぼくにとって、
外国人のお客さんとのやりとりはいつもドキドキです。
でも、だからこそ、
「伝えたい」という気持ちが強くなって、
身振りや表情に自然と心がこもるんです。
たとえ片言でも、
「サンキュー!」
「ハバナイスデイ!」
そんな言葉をもらえた日は、なんだか心があたたかくなります。
バスは“言葉の壁”を越える場所にもなる
外国の方にとっては、日本のバスのシステムってちょっと複雑に感じるかもしれません。
・前乗り?後ろ乗り?
・整理券ってなに?
・どこで降りるの?どう払うの?
そういう不安を抱えて乗ってくる人に対して、
少しでも安心してもらえるようにするのも運転手の役割だと感じています。
言葉が通じなくても、
「安心してバスに乗ってもらえた」
そう思える瞬間は、運転手としてのやりがいにもつながっています。

✨まとめ
今回は、ぼくが実際に体験した「外国人観光客とのジェスチャーエピソード」をご紹介しました。
・英語が苦手でも、伝えたい気持ちでなんとかなる
・ジェスチャーやイラストは立派な“通訳ツール”
・心の通じ合いは、言葉を超えることもある
伝えるって、言語だけじゃない。
表情、手振り、雰囲気、そして「相手を思う気持ち」
そんなシンプルなことに、改めて気づかされた出来事でした。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。これからも安全運転で★