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『夜間運転あるある3選|バス運転手が感じる“見えづらさ”と対策』


こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。

 

日が暮れたあとのバス運転って、昼間と全然違うんです。


とくに天気が悪い日の夜は、何年運転していても“怖いな…”と思う瞬間があります。

 

今回は、そんな夜間運転でよくある「あるある」と、その対策や工夫についてお話しします。

 

これからバス運転手を目指す方や、夜に車を運転する方にも、「そういうことだったのか」と思ってもらえると嬉しいです。

 あるある1:雨の夜は特に怖い…ギラつきと反射との戦い

夜間でもっとも神経を使うのが“雨の夜”です。

 

路面が濡れると、街灯や対向車のライトが反射して、フロントガラスがギラギラと光ってしまうんです。

 

さらにバスは窓が直角に近いため、角度的に雨粒や油膜の影響をまともに受けやすい構造になっています。

 

そのうえ、路線バスは“乗り回し”(複数の運転手が交代で使う)ことが多いので、
前の乗務員の後が残っていて、油膜や汚れで視界がさらに悪化することも…。

 

そんなときは、
・フロントガラスを専用のクリーナーで拭く
・雨が降る前にしっかり油膜取りをしておく
・夜間走行用の偏光レンズを活用する

 

などの工夫をしています。

 

視界が命のバス運転手にとって、“見える”を整えることは安全の第一歩なんです。

あるある2:街灯がない道の“黒さ”にヒヤッとする

意外と怖いのが、街灯の少ない田舎道や山道です。

 

夜の道路は、街灯がないとまるで真っ黒な海のように見えます。


ラインが見えにくく、歩行者や自転車がいてもすぐにはわからない。

 

さらに、横断しようとしている動物(タヌキやイノシシ!)が突然飛び出してくることも。

 

だからぼくは、
・ハイビームをこまめに切り替える
・「黒い中に動くものがいないか」を常に意識する
・「見えない」=「何かあるかもしれない」と考える

というスタンスで運転しています。

 

見えないことを怖がるのではなく、
「見えないからこそ想像して走る」ことが大事なんです。

あるある3:お客さんが酔いやすい&眠っていて気づかない

夜の運転で気をつけていることのひとつが、「お客さんが酔いやすくなる」ということです。

 

外が暗くなると、景色の流れでバランスを取ることが難しくなり、ちょっとした揺れやブレーキでも酔いやすくなってしまいます。

 

また、仕事帰りや学校帰りのお客さんが多く、
眠ってしまって降車のタイミングに気づかないということもよくあります。

 

だからぼくは、
・夜間は特に“じわっと”したブレーキを意識
・アナウンスは丁寧に、声のトーンを落ち着かせて
・停留所では一呼吸置いて、お客さんの動きを確認してから発進

 

こうした配慮を大切にしています。

 

バスは“移動する空間”だからこそ、
乗っている人にとっても安心できる空気を作るのが運転手の仕事だと思っています。

✨まとめ

夜間運転には、昼間とは違った難しさがあります。


中でも、ぼくが強く意識している“あるある”をまとめると…

✅ 雨の夜はギラつき・反射との戦い(油膜ケア大事)
✅ 街灯のない道は「何かいるかも」と想像力を働かせる
✅ 酔いやすさと眠っているお客さんへの配慮が必須

 

どれも、長年の経験で身についた感覚と工夫ばかり。


それでも、毎回が“初めての道”だと思って、慎重に走っています。

 

バス運転手って、ただ運転するだけじゃないんです。


「見えないものを見る」努力と、「感じないことに気づく」気配りが必要なんです。

 

何か参考になれば嬉しいです。

 

それではまたどこかでお会いしましょう。

 

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普段はバスの乗務員をしています。過去記事見ていただけると嬉しいです。

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