うさぎのしらせ

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『感謝のひと言にじんわりくるとき|バス運転手の心の内』


こんにちは、うさぎのしらせ管理人のわらじーです。

 

今回は「感謝されたときに思わずうるっときた話」というテーマなんですが、
正直言ってしまうと、ぼく自身は涙が出るような場面ってあまりなかったかもしれません。

 

でも、だからといって「何も感じない」わけじゃなくて、お客さんの何気ないひと言に、ふっと心があたたかくなることはよくあります。

 

そういう“じんわりする瞬間”って、バス運転手をしている中でも、すごく大切な出来事だなと思っています。

 感謝の言葉は、やっぱり嬉しい

バスの仕事って、毎日いろんな場所に行って、たくさんの人を乗せて走る仕事です。

「〇〇までお願いします」
「ありがとうございました」

そんなやりとりは毎日のようにありますが、
たまに、お客さんの表情や声色に“本当にありがとうと思ってくれている”のが伝わることがあります。

 

そのときはやっぱり、ちょっと気持ちが軽くなるんですよね。

 ある夜の「ありがとう」に心がふわっとした話

忘れられないのは、ある冬の夜のこと。

 

その日は雪がちらついていて、路面も滑りやすく、かなり神経を使いながらの運転でした。

 

終点のバス停で、おばあさんが降りるとき、
「寒い中ありがとうね。ゆっくり帰ってね」


静かな声で、でもとてもあたたかい言葉をかけてくれたんです。

 

それだけのことかもしれません。


でも、寒さと緊張の続いた乗務のあとだったので、そのひと言がスッと心にしみました。

 

「ちゃんと見てくれている人がいるんだな」

そう思えた瞬間でした。

 特別じゃない「ありがとう」こそ、実は一番嬉しい

感謝の言葉って、
豪華な言葉じゃなくてもいいと思うんです。

 

むしろ、何気ないひと言の中にこそ、
その人の気持ちが込められているように感じます。

 

バスの中では、いろんなお客さんがいます。


疲れている人、急いでいる人、イライラしている人…。

 

そんな中で、たとえ短くても
「ありがとう」って言ってもらえると、

「この仕事をしていて良かったな」

と思えるんです。

 泣くほどではないけれど、心に残ることはある

ぼくは涙もろい方ではないし、
どちらかというと淡々と仕事をこなすタイプです。

 

でも、
・笑顔でお礼を言ってくれた高校生
・大きな荷物を抱えていたのに「助かりました」と言ってくれた観光客
・「バス、好きなんです!」って言ってくれた子ども

こういうちょっとしたやりとりが、あとになって思い出されることがよくあります。

 

特に観光路線を担当しているときはとても楽しく感じますね。

 

そういう思い出って、派手じゃないけど、ずっと心に残っている宝物のようなものかもしれません。

✨まとめ

感謝されたからといって、毎回うるっとくるわけではありません。


でも、心にすっと入ってくるひと言って、確かにあるんです。

・ 「ありがとう」の一言に救われるときがある
・ 特別な場面よりも、日常のなかのやさしさが沁みる
・ 運転手のやる気は、案外そういう言葉で支えられている

今日もまた、いつものようにバスを走らせます。


でも、そのなかで交わされるひと言ひと言を大切に、これからもこの仕事を続けていきたいなと思っています。

 

またどこかでお会いできたら嬉しいです。これからも安全運転で★